平成18年1月28日(土) 千鶴会新年会(フローラ西船 船橋)
講師:日本顎咬合学会常任理事 村岡秀明先生(市川市開業)
演題:最新の総義歯の考え方と目から鱗の村岡流テクニック
まさに目から鱗が落ちるようなご講演の内容でした。(これってただ単に自分の勉強不足?)以下目から鱗だったところを列挙してみます。
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総義歯はほぼ左右対称でいわゆる(入れ歯の形)がある。
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義歯の吸着は内面の適合性ではなく辺縁封鎖による。
→製作時小帯や骨隆起は模型上ではリリーフせず装着時調整。
調整時内面があたっている場合はやや大きめに削合する。
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辺縁が長い場合義歯がはずれるのではなく辱創性潰瘍となる。
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義歯床でナイフエッジとなるのは床後縁のみ。(アーライン、下顎はレトロモラーパット上)
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側方運動しやすい人工歯排列。リンガライズドオクルージョン
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装着時床内面をデンチャーフィットチェック(デンスポット)で調べる。フィットチェッカーは
辺縁や小帯部のみ。
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下顎で顎提の吸収が激しい場合の注意点。
→床の後縁はレトロモラーパット(以下パット)上とする。ここで舌や頬(頬棚も含む)の支持が得られる。
パット舌側は電車でいう(車輪の脱輪止め)の役割を担う。
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印象の注意点。
→トレー(*1)は上顎結節(下顎はパット内面)に合うのを選択。
アルギン酸(*2)を練和(*3)頬舌側にあらかじめ指でいれて1次印象。
義歯の基本形をイメージしながらトリミングして、水5割増で練和し2次印象。
なるべく3分以内に石膏を注ぐ。(3分以内なら印象精度はシリコンにも劣らない。)
*1:ボーダーロックトレー ヨシダ *2:アルフレックスデンチャー モリタ
*3:みきさん2 (おすすめです)
なんか解かり難い講演会後記になってしまいましたが、講演会では実際の臨床場面のDVDを見ながらでしたのでものすごく解かりやすいものでした。皆さんも機会があればぜひ村岡先生の講演会に行ってみてください。聞いただけで上手くなったような気がします。しつこいようですが本当に目から鱗が落ちます。